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犬と猫の栄養素「ビタミンK」

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犬と猫の栄養素「ビタミンK」

    • DOG
    • CAT
  • 2022.03.04

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ビタミンには体の様々な機能を調整する働きがあります。また、他の栄養素がうまく働くための潤滑油のような働きをしています。そのため、微量ですが生きていくために必要不可欠な栄養素です。

ビタミンKは脂溶性ビタミン

ビタミンには、油脂に溶ける脂溶性ビタミンと、水に溶ける水溶性ビタミンがあります。
ビタミンKは脂溶性ビタミンです。油に溶け、油とともに腸から吸収されます。

体内に蓄積されるため、毎日摂取する必要はなく、過剰摂取には注意が必要です。通常の食事では過剰症になることはあまりないと言われていますが、サプリメントで摂る場合には注意しましょう。

ビタミンKは「血液の凝固と骨の健康を維持するビタミン」

犬と猫では人間と同様に、腸内細菌によって体内でビタミンKを合成することができます。
そのため、長期間にわたり抗生物質を投与されている場合は、ビタミンKを多く含む葉野菜などを積極的にごはんに取り入れましょう。

ビタミンKのはたらき

  • 血液凝固因子が肝臓で合成されるときに必要
  • 血液凝固を抑える物質の合成に必要

→普段は血液が固まらないようにして、出血時には血液を凝固させるように働く

  • カルシウムを骨に取り込むのを助ける
  • 骨粗しょう症を予防する

ビタミンKを含む食材

■動物性

【肉類】鶏皮、手羽先、鶏ハツ

【その他】卵黄

■植物性

【野菜】モロヘイヤ、あしたば、豆苗、おかひじき、小松菜、ホウレンソウ

【その他】わかめ、のり、納豆

【ハーブ】アルファルファ、パセリ、ケルプ

ビタミンKの欠乏症と過剰症

■ビタミンKが欠乏すると

*通常では欠乏はまれ

血液凝固に時間がかかるようになる、出血しやすくなる

■ビタミンKを摂りすぎると

過剰の心配はまずない

 

 


参考文献

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